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バスの自動運転の走行実験が加速。中型自動運転バス参加事業者公募中!

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交通事業者やIT業界の関係者へ向けて、経済産業省・国土交通省による「中型自動運転バス実証実験事業を行う交通事業者の公募」についての情報や、バスの自動運転に関する走行実験の事例などをまとめて紹介します。

昨今では交通事故の削減や高齢者の移動手段の確保、地方におけるファースト/ラストワンマイル提供等の社会的課題解決策として、自動車の自動運転が注目されてきました。
ほんの数年前まではSFの世界の技術のように思えた自動運転も、今や政府が「早期の実用化を期待して、2020年まで限定地域での無人自動運転移動サービスの実現等の目標を掲げる」までに至っており、その実現や普及はもう目の前に迫っています。

公道実験など全国初の事例が報告され始めた、この領域における官民各団体の最新の動向について、ポイントをまとめます。

バスの自動運転に関する様々な走行実験の最新事例

国土交通省によれば、地域公共交通───特に地方路線バス事業者における輸送人員数は近年大幅な下落が続いており、全国の6割の事業者が赤字であったり、低賃金や長時間労働が原因となって人手不足が深刻化していたりするなど、業界全体で解決策が求められています。
この解決策の一つとして、次世代モビリティーサービスである「MaaS(Mobility As A Service)」の実現が急がれており、そのためにも特に望まれているのが、バスの自動運転の早期実用化です。
これを見据えた官民各団体の動きが具体化しており、実証実験の事例などが報告され始めています。

 

経済産業省・国土交通省による「中型自動運転バス実証実験事業」を開始、事業者を公募

経済産業省・国土交通省は、「中型自動運転バス公道実証実験事業」を2019年度から2020年度に実施することとしました。
その一環として、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)に委託して、2019年6月26日より、自動運転バスを運行する事業者の公募を行っています。
事前登録の受付期間は同年8月9日午後4時までで、「2事業者以上・2地域以上」を選定し、2020年度に3~6カ月間の公道における実証実験を実施します。
事業者選定の結果発表は、2019年10月を予定しています。

 

ソフトバンク子会社による全国初の公道でのバス自律走行の実証

ソフトバンクの子会社であるSBドライブ株式会社は、2019年7月3日~5日の3日間、一般車両の進入を制限した専用空間ではない公道でのバス自動運転としては全国で初めてとなる実証を行いました。
フランスのメーカー「NAVYA」が開発した定員11名の自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」を用い、東京都の汐留にある「イタリア街」にて約300mの区間を走行しました。
報道各社を招いて行われた実証は事故もなく無事に終了し、現在は7月18日~19日に芝公園で実施される一般試乗会の募集が行われています。(この様子は体験レポートとして後日ご紹介します。)

出典元:SBドライブ https://www.softbank.jp/drive/

 

地方2社が路線バス事業者としては全国で初めて自動運転の実証実験に参加

株式会社みちのりホールディングス(岩手県)と茨城交通株式会社(茨城県)は、路線バス事業者としては全国で初めて「自動運転サービス実証実験地域協議会」と連携し、茨城県常陸太田市での中山間地域における道の駅ひたちおおた等を拠点とした自動運転サービス実証実験に参加しています。
この実験では、株式会社KDDI総合研究所・ジョルダン株式会社・パイオニア株式会社と協力し、自動運転サービスの事業化に向けた検討を深めることを目指します。
各社が「遠隔からの車両運行監視システム」、「安心・安全な自動運転サービス実現に向けた検知システム」、「幅広い年齢層に対応した車両予約システム」、「自動運転社会を前提とした車両点検システム」を提供し、ヤマハ発動機株式会社が提供する自動運転車両を用いて、2019年7月21日まで行われます。
詳細は、同社のPRから確認できます。

出典元:みちのりホールディングス プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000045067.html

 

大阪の高速路線バス事業大手が2019年秋にも国内の公道で自動運転実験開始

鉄道や高速バス事業を展開する大阪のWILLER(ウィラー)株式会社は2019年5月、日本における自動運転の実証実験を今秋にも開始する意向であることを発表しました。
日本国内での実施に先駆けて、同社はシンガポールの国立公園「ジュロン・レイク・ガーデンズ」において既にバスの自動走行実験を開始しており、2019年6月から6か月間の無償テスト運行を行った後、有償での商用運行を2年6か月行うとしています。
同実験では自動運転のテストの他にも、利用者や近隣の人たちの自動運転に対する受容度や潜在ニーズの把握や、アプリを利用したオンデマンド運行やサービスの改善点の洗い出しなども平行して行われるとのことです。

出典元:WILLER

 

まとめ

・早期の実用化が望まれるバスの自動運転について、様々な実証実験が行われている
・経産省、国交省が2020年に実施する中型自動運転バス実証実験について事業者を公募している
・ソフトバンク子会社が全国で初めて公道におけるバス自律走行の実証を行った
・地方路線バス2社が全国で初めて自動運転の実証実験に参加した
・大阪の高速バス事業者がシンガポールで6月にバスの自動走行実験を行い、今秋には日本国内の公道で自動運転実験を開始する

一部では早くも一般試乗会が実施されるなど、バスの自動運転は急速に身近なものになりつつあります。
実用化に向けて日々更新される最新情報を、今後も追い続けます。

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