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VRで体験できる世界

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この記事では、現代において技術発展・活用が著しいVR/ARについて、ビジネス領域における活用状況を紹介しています。

ポケモンGo・スポーツ観戦など、主にエンターテイメントの分野で注目されてきたVR/ARですが、その活用事例は業界を問わず増加傾向にあります。
直近では、従業員・学生向けの研修に活用され、通常のトレーニングに比べて業務効率が向上したり、経費削減できたりと、企業活動に大きく貢献しています。

現実世界と密接に関わりつつも、失敗しても深刻な被害を及ぼさないことから、安全教育訓練などに用いている企業もあります。今回は、そんなVR/ARを活用して実績を挙げている、様々な事例と最新活用法に迫ります。

仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の違いを踏まえた企業の活用例

VR/AR技術は、企業側のニーズの違いから、どちらの技術を選ぶかが決まる傾向にあります。現実に似た全くの別空間を作り出す仮想現実(VR)と、現実世界に視覚情報を重複表示させる拡張現実(AR)では、活用する場面が異なるからです。

例えば、今住んでいる家に新しい家具を置きたいと考えている場合、寸法を測ってスペースを探さなければならないでしょう。また、家具自体は気に入っていたとしても、見た目が部屋の雰囲気にマッチするかどうかを確認しなければ、結局安値で売り払ってしまうかもしれません。
このような場合、仮に自宅に新しい家具を置いたらレイアウトや雰囲気はどうなるか、あらかじめ視覚的に確認できれば、失敗する確率は低くなります。こういったニーズに対応する場合はAR技術を用いることになり、世界家具大手のIKEAなどがアプリを用意しています。

逆に、仮想現実(VR)技術を応用するケースとしては、現実に同じ状況を用意するのが大変な場合や、そもそも現実空間に意図的に発生させることが馴染まない状況下で利用することが多いようです。VRスポーツの舞台などは、戦地をモチーフにしたものが多いですし、ファンタジー空間を現実化するなら現実の風景は邪魔になります。

VR/ARは、ともに似たような名称ではありますが、それぞれ明確な違いを持っているため、活用できる場面が異なる点に注意が必要です。


出典元:IKEA  https://www.gov-online.go.jp/cam/s5/

シミュレーション要素を取り入れたトレーニング・遠隔授業などの試み

アメリカの小売大手企業「ウォルマート」では、アメリカで雇用している100万人以上の従業員に向けて、一体型VRヘッドセット「Oculus Go」を各店舗に配布し、VRトレーニングを行うプランを始めました。この新しい試みは、従業員にとってよい結果を生み出しており、通常のトレーニングと比較して満足度が30%も向上したと報告されています。

VRは、仮想現実であることから、例えば自然災害のような実生活で発生する確率が低いケースを体験させることができます。また、実店舗の業務をトレーニングで妨げることもなく、顧客にストレスを与える心配もありません。

その他、VR/ARそれぞれの要素を複合した「MR(複合現実)」という概念を応用した技術もあり、Microsoft社のHoloLensはJR東日本などでも活用を進めています。利用する場面は、鉄道信号設備の保守業務・線路設備の保守訓練などで、保守点検では3Dアプリケーションを使って点検手順を教育することが可能になりました。

遠隔授業という面では、HoloLensを使って日本のN高が「多人数での授業風景」をシェアできるような授業システムを構築しています。今後もN高では、新しい教育の形を実現するために、VR/AR技術が応用される予定です。

医療・教育・アパレルという、人の心・身体ありきの分野にも

VR/AR技術は、現実世界に深く踏み込める空間を作り出せるため、医療・教育・アパレルといった、本来機械技術が踏み込みにくかった領域にも進出しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社では、専門医が不足している分野の医師を増やすため、手術中のシーンをすぐ隣で体験しながら名医の動きを学べる「VRトレーニング」を提供しています。具体的な行動につき、手術中に起こること全てを疑似体験しながら学べるため、効率的な学習が期待できます。


出典元:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 プレスリリース

新しい教育ツールとしては、危機的状況に陥った際に速やかに避難できるよう、VR技術を使って避難訓練ならぬ「避難体験」ができるツールが開発・提供されています。煙による視界不良・しゃがむことで目線が変わるなど、火災避難訓練のツールとしてはリアリティの高い仕様です。

アパレル業で有名なARとしては、GAP社のアプリが有名で、自分のサイズのマネキンを使って洋服を着たときのイメージをチェックできます。自宅にいながら試着ができるというのは、どちらかというとインドア派な、新たな購買層を刺激するものと推察されます。

まとめ

現実世界に付加価値をつけるのか。
それとも、現実世界では経験できないことを体験させるのか。
VR/AR技術を応用することを考えるなら、似て非なる2つの視点から考えることが大切です。
VR/AR技術で体験できる世界は、次第に現実との境目がなくなりつつあります。
それでいて、現実社会での不便を解消できる・現実社会では起こりにくい状況を体験できることから、活用の場面はこれからより広がることでしょう。

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