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ソフトバンクが東京・竹芝地区をスマートシティー化へ

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この記事では、ソフトバンク・東急不動産が共同で進めているプロジェクト、東京都港区・竹芝地区の「スマートシティー化」について取り上げています。

日本も含め、世界各国で住環境は進化を続けています。自宅のエネルギー消費のコントロールを実現する「スマートハウス」に加え、みまもりホットラインなどの安否確認サービスで有名な「IoT住宅」の概念など、家電も含めた制御機能が著しく向上しています。

スマートシティー・スマートコミュニティなどと呼ばれる新たな試みは、各種実証実験が行われ、とうとうその動きは今回のように「一つの街」を構築するまでに至りました。2019年7月に合意されたこのプロジェクトは、ソフトバンクの最先端テクノロジー・東急不動産の各種居住環境整備を融合させ、コンテンツ産業をコアとする国際ビジネス拠点を形成することを目的としています。
開発している総延床面積は約20万m²という規模で、人流・環境データの収集・解析結果を使い、リアルタイムで人の行動をサポートする構造となっています。

ひと昔前はアニメ・マンガの話だったものが、今や街単位で現実になりつつあります。今回は、新しい技術がもたらす未来の都市計画についてお伝えします。

Society5.0というコンセプトを具現化した街

仮想空間と現実空間の融合を提唱する、政府の「Society5.0」というコンセプトは、幅広いジャンルでの実現が期待されています。
もちろん、一つの業種・一つのジャンルで終わる話ではなく、新技術が多くのジャンルで次々と発表されています。

竹芝地区のスマートシティー計画は、2020年時点におけるSoceity5.0の集大成的存在として、テクノロジーが街と融合するイメージで進んでいます。AI・ICT技術を複合的に活用した都市空間の実現を目指し、新しい技術を検証したい企業・団体も募集しており、モデルケースの構築を急いでいる状況がうかがえます。

ソフトバンクの持つ最先端技術ソリューション

新技術の導入・運用にあたって、率先して動く立場であるソフトバンクは、各種ネットワークの構築・ビッグデータの蓄積・多数接続と超低遅延を兼ね備えた5Gの配備など、スマートシティー化に必要な技術を複合的に運用する想定で実証が進んでいます。

イメージとしては、カメラ・IoTセンサーといった機器を屋内外に設置し、人の動きをリアルタイムで収集・分析した後、必要な情報をアプリ・サイネージなどを使って適宜提供するという流れです。収集される情報としては、温度・湿度・二酸化炭素といった環境情報の他、街中の人の流れから混み具合などをチェックしていきます。

特に、混雑情報に関して言えば、飲食店などの混み具合はもちろん、トイレやフリースペースなどの人数情報も集められます。そのため、データの積み重ねによる警備員の効果的な配備に加え、修理が必要となるであろう設備を事前に察知し、効率的に点検・修理担当者を向かわせることも可能になるものと予想されます。

このように、カメラに映った映像を解析することは、スマートシティーの機能に関係する大きなファクターですが、プライバシー保護の観点から不安を感じる人も少なくありません。
しかし、効果的に運用すれば、不審者と思われる人物の動きを自動検知し、警備員に向けてアラートを送ることもできます。逆に、顔認証によるICカードなしでの社員の認識など、セキュリティ面で不便な点を解消できるというメリットもあります。

「まちづくり」の新しい形

利用者が「効率的に」行動できることを目的とした「スマートシティー」の概念ですが、それは同時に「まちづくり」そのものが新たな展開に入ったことを示しています。
愛知県豊田市では、企業・大学・行政・金融機関等がフラットな立場で連携した「豊田市つながる社会実証推進協議会」が発足しており、各種先進技術の実証・実装を進めています。

ソフトバンクも、竹芝に導入予定のテクノロジーを展示しており、ビルのロビー部分に設置されたカメラの画像を分析する「スマートロビー」と呼ばれる仕組みについて、リアルタイムマッピングの様子などが紹介されていました。人物の顔さえ分かれば、男女・家族層といった性質の分析もできる精度となっており、交通機関・モビリティサービスの情報と組み合わせれば、サイネージ・アプリ等に必要な情報を表示できるようになっています。

また、無人配達の実証実験に成功した「ドローン」を、竹芝地区で活用しようという動きもあります。すでにソフトバンクは、準天頂衛星「みちびき」などのGNSSから受信した信号を利用し、誤差数cmという非常に高精度な測位ができる技術を開発しています。これを応用した一つの形として、1〜6Fまでが全てテラスとなっている竹芝地区のスマートビルにつき、テラス間をまたいでドローンによる配送を行うという構想があるようです。

一つの街・複数のビルが、テクノロジーでスマートにつながる。
抽象的なこの表現が、近い将来、誰にとっても簡単にイメージできるようになるのかもしれません。

画像出典:ソフトバンクプレスリリース https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190709_02/

まとめ

かつて、固定電話が当たり前だった頃、一人一台の携帯電話を持つ時代がやって来ることは空想に過ぎませんでした。しかし、一度それが現実化すると、とてつもないスピードで普及していき、今ではスマホという新しい端末に進化しています。

竹芝地区が発展すれば、スマートシティーという概念も速やかに普及するでしょう。竹芝地区は、私たちのすぐ先に待つ未来の試金石でもあるのです。

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