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スマートスタジアムでスポーツ観戦が変わる

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モノのインターネット=IoT(Internet of Things)の普及は私たちの日常生活やビジネスの分野などに大きな変化をもたらしつつありますが、最近ではスポーツの世界でも存在感を高めつつあります。

2019年に開催されたラグビーワールドカップが盛り上がったのは記憶に新しいですが、今後2020年には東京オリンピック開催を控え、スポーツにもIoTを活用したビジネスが模索されています。

その代表的なものが「スマートスタジアム」。スマートスタジアムとはICT技術を用いてスポーツ観戦に新しい可能性を生み出す設備を備えたスタジアムであり、観客に新しい観戦アプローチを提供することで、今まで体験することのできなかった感動や刺激を与え、スポーツ観戦の魅力を高めることができるものです。

現在、世界全体のスマートスタジアム市場は成長が見込まれ、今後ますます増えていくことが予想されます。そこで今回はIoTを活用したスマートスタジアムの取り組みについてご紹介いたします。

スマートスタジアムがもたらす実用的なメリット

第一に、スタジアムのスマート化により混雑を大幅に改善することができます。

スタジアムは大勢の人が集まる場所のため、入り口やフードドリンクの販売所、場内案内板の前などは混雑するものです。スタジアムを訪れたことのある人ならば、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

このような混雑もスマートスタジアムの仕組みを活用すれば解消することが可能になります。例えば、モバイル入場チケットやキャッシュレス決済による支払待機列の緩和、また飲食物のオーダーも座席からすることができたり、電子チケットをタッチすることで自分の座席に近い入口が案内板に表示されたり、売店の混雑状況をカメラで監視し会場のモニターなどで確認することができるなどといったことができるようになります。

第二に、スタジアムをスマート化することで警備を強化できるというメリットがあります。AI・ドローン・ロボット・カメラなどを駆使することで、広範囲かつ迅速な警備ができるようになり、異常事態を未然に防ぐことができるなど効率的なセキュリティ対策にも一役買うことができます。

スマートスタジアムが観戦の感動を高める

実用的なメリット以外にもまだあります。例えば、スマートスタジアムでの観戦によってスポーツをより魅力的に、かつ刺激的に観戦することも可能になります。スマートスタジアムはインターネット接続環境が整っているため、混雑によって接続が不安定になる心配がなく、観戦しながらSNSなどに試合について随時発信することができます。

そして自分の座席以外のアングルからもフィールドを観ることができたり、その場でリプレイ映像を再生したりすることができるなど、従来のスポーツ観戦に比べて多様な楽しみ方を経験することができるのです。

スマートスタジアムは海外に多く導入されている印象がありますが、日本でも普及が進みつつあります。実際にサッカーJ1のクラブホームスタジアムなどを中心に少しずつ取り組みがなされていて、今まさに観戦している試合のリプレイを再生したり試合に連動した番組を視聴したりといったサービスを提供し始めているスタジアムもあるのです。

技術面での向上にも貢献

スタジアムのスマート化は、観客側だけでなく選手側にもスポーツの技術的な側面において貢献することができます。

テニスの試合で使用されるスマートコートは、複数のビデオカメラが選手の動きやボールの軌跡を撮影します。記録をもとに球の速さや選手の消費カロリーなどあらゆるデータを即座に確認することができるのです。

その他にも、体操競技では3Dセンサー技術を駆使して選手の動きを分析することや、野球の投球時にボールにかかる力をセンサーが検知して有益なデータをスマートフォンに表示できるようにする手法などが開発されつつあり、これまではヒト対ヒトでのやり取りを通して伝えられていた技術がデータとして可視化されることで、より科学的・理論的に指導に活用することができるようにもなりつつあります。

まとめ

スマートスタジアムは、新たなビジネスチャンスをもたらすことで施設全体の収益を上げることができたり、スタジアム周辺の飲食店などの店舗情報をスタジアム内の情報案内板に表示するなどさまざまな方法で連携することで、地域全体の活性化を担うことができたりするという側面があります。

今回ご紹介したのはスマートスタジアムがもたらすメリットのほんの一例ですが、海外のスマートスタジアムは地域やスポーツの特性に合わせて実に多様なサービスを提供しているため、日本国内においてもこうした流れへと進んでいくことが予想されます。

同時にスタジアムのみならずセンサーが埋め込まれたボールやラケットが使われるようになるなど、ソフト面でのスポーツのIoTも今後進化していくことが期待されるでしょう。

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