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話題の無人AI決済店舗『TOUCH TO GO』を高輪ゲートウェイ駅で体験してみた!

ミライコラボ編集スタッフが、最新のAI/IoTの活用事例に迫ります。

「ミライコラボ」ライターの山本です。

今回は、2020年3月14日(土)に開業したJR東日本の新駅、『高輪ゲートウェイ駅』に行ってきました!

JR東日本では、高輪ゲートウェイ駅は、JR東日本グループの様々な「やってみよう」を盛り込み、最新の駅サービス設備の導入や実証実験を進め、新しいことをはじめる駅として位置付けられています。

そのため、高輪ゲートウェイ駅では、AIを活用した無人コンビニや駅案内AIサイネージ、警備や利用客の案内などを行う自律移動型のロボットなどを中心としたAIやIoTを活用した取り組みが数多く行われていました。

本記事では、そんなAIを活用した取り組みの中から特に話題となっていた、3月23日にオープンする無人AI決済店舗『TOUCH TO GO』をレポートします!

『TOUCH TO GO』とは?

『TOUCH TO GO』はJR東日本グループのJR東日本スタートアップと、無人AIレジの開発などを手掛けるサインポストの合弁会社である株式会社TOUCH TO GOが展開する、無人AI決済店舗(※1)です。
社会課題となっている人手不足、特に小売企業の人手不足を改善したいという背景で誕生しました。
これまでの大宮駅や赤羽駅での実証実験を経て、常設の第1号店を高輪ゲートウェイ駅構内で開業します。

『TOUCH TO GO』は、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店したお客さまと手に取った商品をリアルタイムに認識して、決済エリアにお客さまが立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示します。お客さまは、商品を持ったら、 出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけでお買い物ができます。

無人コンビニのお買い物を体験!

今回、オープンより一足早く、『TOUCH TO GO』でのお買い物体験ができました。
そこで、体験したお買い物の流れを紹介します。

まず、店舗入り口の入場ゲートを入るところからお買い物スタート。
同時に入店できるのは10人程度とのこと。

床には順路が記されており、この黄色の矢印の通りの一方通行で進んでいきます。

店内を進みながら、棚から商品を選んでいきます。
ここで自分のバッグやポケットに商品を入れてしまっても問題ないそう。

商品を選びながら店内を進んでいくと、2台のレジがある決済エリアがあり、ここでお会計をします。

ここでは商品をスキャンすることなく、自動で購入した商品を認識してくれています。
ちゃんと正しく認識されるか、緊張の一瞬です。

無事選んだ商品が確認できたら、お支払いボタンを選択。
ICカードをカードリーダーにかざしてお支払いをします。

現時点では、決済方法は交通系ICカードのみですが、今後クレジットカードやほかの電子マネーなどに順次対応していく予定とのことです。
会計を終えて、退店ゲートを通ると、お買い物完了です。

『TOUCH TO GO』の仕組みについて

『TOUCH TO GO』のウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗を実現できているのは、天井に設置された50個ものカメラに加え、棚の重量センサーなどの情報を組み合わせ、来店客と手に取った商品をリアルタイムに認識しているからとのことです。

『TOUCH TO GO』の店内のポイントとしては、①カメラの仕様②店内ルールの工夫に気づきました。

①カメラの仕様について
天井を見上げるとたくさんのカメラが目に入ります。
約50台設置されているそうです!

このカメラはよく見てみると、すべて同じカメラではなく、2種類のカメラがあります。
人の動きと商品の欠品を正確に把握するために、異なる2種類のカメラが必要であったと思われます。

カメラ①

カメラ②

また、このカメラ、設置はほぼ天井のみとなっています。

これ、実は技術的にすごいことで、よく工夫されているのではないかと考えられます。

例えば、同じように店内に人の行動を認識するカメラを設置している場合、カメラは天井からわかりやすくつるされていたり、棚にも設置されていたりすることが多いです。カメラの映像から人の行動や商品の欠品をAIが認識するためにそういった配置が必要なのだと思われますが、普通に買い物しているだけでもカメラが目に入るので、どうしても気になってしまいます。

『TOUCH TO GO』の場合は、おそらくカメラを2種類用いていることが精度を担保するポイントなのだと思いますが、天井以外に目立ったカメラはありません。そのため、意識して見上げないとカメラが目に入らず、「50台のカメラに行動を監視されている!」という居心地の悪さが軽減されています。

②店内ルールの工夫

店内では、「一度に入店できるのは10人程度まで」、「一方通行で進まなければならない」などといったルールがあります。
こうしたルールは、利用者の目線ではやや不便に感じられますが、カメラの認識精度を担保することや、導入費用を抑えるために必要であると思われます。この辺りは、何度も実証実験を繰り返す中で、作り上げてきたものだと思われます。

床の矢印と入退店のゲート

まとめ

実際に体験してみた感想としては、今はコンビニなどでもセルフレジを見かけることが増えましたが、『TOUCH TO GO』では、商品をスキャンしなくても選んだ商品を認識してくれているのが、より「ミライのお買い物」だと感じてわくわくしました!
ただ、個人的には、今回のように初めて利用するときは、どんな商品があるかわからないので、一方通行でなければならないことで、商品を吟味できないのが少し気になりました。

技術的な面でいうと、まだカメラの認識精度や導入費用抑制の観点から、入店できる人数の制限や、一方通行でなければならないといったルール設定はしばらく必要であり、スーパーなどの広さのある店舗や非計画購買が多いお店では同じ仕様での導入はまだ時間がかかるとも感じました。

そのため、今回のような「求められる商材が限定的」「キャッシュレスに抵抗がない」「あまり店舗が大きくない」などの条件がそろったエキナカのコンビニとは相性の良いシステムだと思います。

『TOUCH TO GO』の今後の展望としては、無人AI決済システムの100店舗導入を目指しており、第1号店である高輪ゲートウェイ駅を皮切りに、小売店や飲食店などにこの仕組みを提供する計画だと伺いました。

現状の課題を解決するようなさらなる技術の発展を期待して、今後に注目です!

※1・・・無人といっても品出しを行うスタッフは必要とのこと。

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