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AIが様々な言語で新型コロナウイルス感染症の問い合わせに対応!多言語AIチャットボットとは?

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緊急事態宣言の期間の延長が決まり、新型コロナウイルス感染拡大の影響が増え続ける中、自治体や医療機関などでは、新型コロナウイルスおよびその感染拡大の影響について日々膨大なお問い合わせが寄せられ、その対応に追われていることが多いようです。

そんな中、多言語AIチャットボットを提供する株式会社ObotAIが4月より官公庁や病院などの医療機関に新型コロナウイルス感染症に関する質問に自動回答するAIチャットボット「COVID-19 Q&A」の無償提供を始めました。

ミライコラボでは、株式会社ObotAIに「COVID-19 Q&A」について取材しました!

今回の「COVID-19 Q&A」の開発および無償提供の背景を教えてください。

弊社ではチャットボットを単なる自動応答にとどまらず、膨大な情報を仕分けし必要としている方に的確にお届けすることができるツールと位置づけています。
まさに新型コロナウイルス感染症に関する情報は、今最も求められていると同時に氾濫している状況にあり、そこでチャットボットを活用して正確な情報伝達ができれば、国や自治体、医療機関など最前線で対応されている皆様の負荷を軽減することができるのではないか、また質問の傾向分析によって利用者の関心事を浮き彫りにすることができれば、より的確な情報発信により国民の不安解消に寄与できるのではないかという想いから、今回の無償提供を決定しました。

貴社の無償提供を受けて、今どういったところに導入されていますか。

今は自治体を中心に導入が進んでいます。具体的には、「千葉県新型コロナウィルス感染症対策サイト」や「愛知県西尾市国際交流協会(西尾市役所人づくり課)」、「Minato Information Board (東京都港区役所 国際推進係)」で導入されております。また、「岐阜県可児市国際交流協会(可児市役所 課)」への導入も決定しています。(4月取材時点)

「COVID-19 Q&A」のリリースおよび官公庁などへの無償提供で目指すゴールを教えてください。

現在1日あたり1,000件以上のお問い合わせを頂いており、この1週間で約1万件以上にもなりました。これは当初の想定を上回る数値で、皆様の関心の高さをあらためて認識しています。(4月取材時点)
質問の内容も症状や予防法などから、この数日間にかけては補助金や助成金についてなどの生活に関わるものが増加しつつあり、生活への不安感の高まりを感じるようになってきました。
将来的にはAIによる機械学習やテキストマイニングなどの手法を活用したデータ分析を行い、その結果を自治体・医療機関等に提供することにより情報公開の方針策定や今後の予測に役立てていただければと考えていますし、これを機会にチャットボットがそういったリサーチに適したツールであるということを認識いただくことができればと考えます。
また現在、特にお問い合わせが多く、かつ複雑な補助金や助成金などについての情報を整備することで利用者それぞれの状況・需要に応じた形でご案内のできる環境を構築しているところですが、まさにこういった使途にこそチャットボットの真価が発揮できると考えています。

補助金QAフローイメージ(提供:株式会社ObotAI)

今、システムに関するお話もありましたが、「COVID-19 Q&A」はどのようにAIを活用しているシステムでしょうか。貴社の通常の多言語AIチャットボット ObotAIとの違いもありますでしょうか。

ObotAIは、自然言語解析を利用したAIエンジンを搭載しています。大きな特徴としては、対応言語数と豊富なインターフェースです。日、英、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、タイ語、ロシア語に対応しており、プラットフォームとしてもWEBチャットはもちろんSNS(LINE, Facebook Messenger, Wechat, KakaoTalk)やビジネスチャット(Slack, Microsoft Teams, Chatwork, InCircle, Skype, Hangouts Chat)でも利用可能です。他社と比較してもこれだけの言語、インターフェースを備えているAIチャットボットは多くないため、その点において差別化できていると考えます。また、弊社従業員の70%が外国人であり、上記の対応言語のネイティブスタッフが在籍しています。各言語のスタッフは、チャットボットデータ作成の経験値が非常に高く、精度の高い多言語データを提供することが可能です。
「COVID-19 Q&A」では、通常の機能に加えて、スクレイピング技術を活用し、都道府県別の感染者数をリアルタイムで表示しています。新型コロナウイルス感染症に関して様々な情報が交錯している中、株式会社ObotAI は常にリアルタイムかつ多言語にて、オフィシャルな最新情報を関係機関・一般の方々にお届けしてまいります。

最後に、貴社の今後の展望を教えてください。

現在の状況では、観光・インバウンド業界の回復まで時間を要する見込みですが、日本における在留外国人は約350万人と多く、言葉の壁によって情報が行き渡らないことは大きな問題だと考えています。自治体や医療機関等においても、不便なことが多々あるとお伺いしておりますので、それらの課題を弊社のITツールによって解決することを目標としています。また、医療分野でも弊社のシステムをご活用いただきたく、今後様々な医療用システムと連携できればと考えております。

まとめ

現在の感染拡大はもちろん、災害などが起きた際には、自治体や医療機関での外国人への正確な情報伝達は必要不可欠ですが、ただでさえ、膨大な量の問い合わせへの対応がある中、多言語へも対応するというのはすべて人力ではなかなか難しい場面も多いかと思います。今回ご紹介した多言語AIチャットボットなどで情報提供ができるのは非常に有用だと感じました。また、外国人の方にとっても正確に情報を把握する必要がある場面で、自分の母国語で知る手段があると心強いと思います。
今後は問い合わせの多い内容について、利用者それぞれの状況・需要に応じた形でご案内のできる環境を構築していくと伺いました。いろいろな場面で使われるツールでもあるので、こうした多言語AIチャットボットの機能の進化にも注目していきたいと思います。

今回の取材先:株式会社ObotAI(企業URL:https://obot-ai.com

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