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医療や福祉の現場の業務効率化に役立つ!音声入力AIを活用したレポーティングシステムとは?

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近年、労働人口減少や働き方改革が進んでいる中、企業や団体での業務効率化は最大のテーマとなっています。

特に、最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テレワークの推進が進むなど、働き方に変化が起きており、これからウィズコロナ、そしてアフターコロナに向けてデジタルを活用した働き方改革が進むといわれています。

今回はそんな働き方改革に寄与する業務効率化のための対策のひとつとして、「Repotti (レポッティ)」という音声入力AIレポーティングシステムを提供している株式会社インフォネットに取材しました。


貴社が提供する音声入力AIレポーティングシステム「Repotti (レポッティ)」はどういったシステムでしょうか。
「Repotti」は、ユーザーが音声や文章で入力したデータをAIが解析し、「分類・変換・登録」を行うプロセスオートメーションソリューションです。AIが適切に意味理解を行うため、入力された文章を項目ごとに分類し、決められた形にアウトプットすることができます。

どういった経緯で開発されましたでしょうか。
労働人口減少や働き方改革が進んでいる中、企業や団体での業務効率化は最大のテーマとなっています。
今後、働き方改革が推進されていく中で、医療現場の診療情報や保育記録、営業報告等のデータ化はさらに加速し、そのデータの活用による「人々が快適に暮らせる社会」の実現が望まれます。そのような背景の中で、当社ではAIを活用することで、記録や報告業務のデータ化における手間と時間の簡素化を行い、働く人々の業務効率の改善や業務負担の軽減にお役に立ちたいと考えました。
「Repotti」を活用することで、コミュニケーションが必要な業務に集中できる環境を整える、人間にしかできないサービスを提供できるような「AIと人間が協業できる社会」を創りたいと思い、開発に至りました。

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どんな分野で活用されている、または活用が見込まれていますか。
主に、医療・介護・福祉の分野でのご活用を考えております。医療や保育、介護の現場では、患者さんや子ども達との接遇に時間を取られ、記録業務や報告業務は労働時間外に行わなければならず、残業時間の増加や業務負荷増大が課題となっており、こういった課題の解決に貢献できればと考えています。
他には、多くの企業での、営業職やフィールド業務に携わる人達の「報告書類作成のために外出先から会社に戻らなくてはならない」、「メモした情報をあらためてシステムに入力しなければならない」などの無駄な業務時間の削減にも「Repotti」をご活用いただけると考えています。

「Repotti で目指すゴールを教えてください。
Repottiを利用することで見込める効果は主に3つあります。
1つ目は、AIが文章解析や意味理解して適切に変換・分類・整理を行うことによる、管理システムへの登録の正確性の向上。2つ目は、報告書を、社外等から音声やチャットでタイムリーに入力することができることによる、オフィス等に戻って作業する時間や帰社する移動時間といった時間のムダの削減。そして、3つ目は、デバイスにこだわらず、外出先でメモを取る感覚で簡単に報告書作成が可能になることによる入力作業のムダの削減です。
また、「Repotti」を利用することによって、コスト削減や業務効率化に加え、残業時間が減ってプライベートな時間が増えるなど、数値に現せない効果も見込むことができます。
以上のような導入効果によって、お客様が抱えている課題を解決し、人々の生活を豊かに、そして個々が快適に暮らせる社会を実現したいと考えています。

最後に貴社の今後の展望を教えてください。
当社はもともとWebサイトやCMSサイトの構築、システム開発などを行ってきた会社で、2018年2月より本格的にAIの分野へ参入しました。
企業WEBサイトの開発・運用に必要な基盤となる「infoCMS」の提供をはじめ、顧客企業とそのユーザーのコミュニケーションを円滑かつ効率的に行えるAIチャットボット「Q&Ai」、そして社会で課題となっている働き方改革推進にもつながる「Repotti」など、この先もAI技術によるユーザーのライフスタイルの質の向上につながる技術とそれを実現する基盤の構築を進めていきます。
そして、「Society 5.0」の実現が掲げられている中で、すぐれたWEB・IT技術やプロダクトをお客様の成果に寄り添い提供することで、それらにかかわる多くの人々の生活を豊かにできるよう社会貢献したいと考えています。

まとめ

現在、多くの企業で感染症対策と経済活動維持の両立のために、テレワークや時差出勤を中心とした働き方の変化が起きています。こうした人が密集しない働き方には、AIやIoTの技術を活用した効率化施策が必要不可欠です。そのため、今回ご紹介したAI音声入力によるレポーティングもその一つですが、こうした業務効率化に役立つAIを活用したシステムの導入はどんどん進んでいくのではないかと思いました。

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