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ラジオ:まちと移動のミライコラボ

横浜・三浦半島が変わる〜京急が描くグリーン共創と2050年カーボンニュートラルへの道〜

横浜・三浦半島が変わる〜京急が描くグリーン共創と2050年カーボンニュートラルへの道〜

 

第19回は、京浜急行電鉄株式会社・取締役会長の原田一之さんとの後編。羽田空港の輸送力強化と品川駅拡張、年間3,700万人が訪れる横浜のインバウンド戦略、人口減少が続く三浦半島の再生。そして2027年横浜グリーンエキスポを通じた脱炭素社会への挑戦。京急が「ハブ」となって地域・行政・企業を繋ぎ、2050年カーボンニュートラルへ歩む未来のビジョンを語っていただきます。

前編はこちら「50年の軌跡が描く都市の未来〜羽田・品川・三浦半島を繋ぐ京急の地域共創〜」

番組名
『まちと移動のミライコラボ』全文書き起こし
放送日
2026年5月17日
ゲスト
原田 一之 氏(京浜急行電鉄株式会社取締役会長)

【オープニング】

石井:先週に引き続き、京浜急行電鉄・取締役会長の原田一之さんをお迎えしています。原田さん、今週もよろしくお願いします。
原田:はい、よろしくお願いします。
石井:前回は原田さんご自身のキャリア、そして京急グループが三浦半島・羽田・品川・横浜で事業を展開されてきた歴史をお伺いしました。今日は未来の話を中心に伺っていきたいと思います。

【羽田空港の輸送力強化〜品川ホーム拡張で実現するスムーズな空港アクセス〜】

石井:まず、羽田空港について、これから取り組まれる内容をお聞かせください。
原田:先週もお話しした通り、羽田空港はお客様も増え、特にインバウンドで非常に活況を呈しています。一方で課題もあって、一般旅客とインバウンドのお客様が混在する中で非常に混み合っています。そこを解消するために取り組んでいるのが、品川駅の連続立体化工事と同時に進めているホームの拡張です。現在2面3線のホームを2面4線化することで品川駅の容量を増やし、輸送頻度を上げていきます。
石井:羽田空港の輸送力を根本から改善していくということですね。
原田:はい。お客様をしっかり迎えるための取り組みとして非常に重要な課題です。

【横浜の未来〜3,700万人の観光都市とインバウンド・クルーズ戦略〜】

石井:次に、本社も移転された横浜での取り組みについてお聞きしたいと思います。
原田:横浜には年間3,700万人ほどの観光客が来ています。ただしそのほとんどは国内の方で、インバウンドの方はあまりいらっしゃいません。よく言うのは、中華街は外国の方が来ない——自国に同じものがあるからですね。一方で大型クルーズ船が非常に多く寄港するようになっていて、新しいお客様が増えています。この方々にもっと横浜を楽しんでもらうような仕掛けを作っていくことが非常に重要だと思っています。
石井:企業間のコラボレーションという面ではいかがでしょうか。
原田:横浜市を中心にさまざまな連携の動きが生まれています。特に2027年に開催されるグリーンエキスポは、企業の新しい連携に繋がる可能性があると思っています。

【三浦半島の再生〜ハブとなる京急が描く地域共創のビジョン〜】

石井:三浦半島の今後についてはどのようにお考えですか。
原田:三浦半島は緑も豊かで海もある素晴らしいエリアですが、横須賀市・三浦市の人口減少は著しい状況です。どうやって新しい動きを入れていくかが、私たちにとっても地元行政にとっても重要な課題です。京急が全てやろうとしてもできませんので、さまざまな方々のリソースを活用しながら、京急がハブとなって繋ぎ役を果たしていくのが私たちの役目だと思っています。
石井:行政・地域住民・新たに参入する企業と一緒に発展していく三浦半島ということですね。
原田:そうですね。夏に向けては西海岸から見える富士山、葉山マリンでの相模湾クルーズも最高です。また「みさきまぐろきっぷ」「よこすか満喫きっぷ」「葉山女子旅きっぷ」という3つのフリーきっぷも好評で、食事・お土産・アトラクションがセットになっています。ぜひ試していただければと思います。
石井:多彩な楽しみ方のある三浦半島ですね。他にも最近のトピックはありますか。
原田:社員の提案制度があるのですが、先日の発表会で「三浦半島まるごと保育園」という提案が出まして。三浦半島全体を保育園として考え、子育て中の方にお子さんと一緒にさまざまな体験をしていただこうというアイデアです。非常に面白い提案だと思いました。こういったものを実現していきたいと思っています。

【2027年グリーンエキスポと脱炭素社会への挑戦】

石井:最後に、2027年のグリーンエキスポについてお聞かせください。
原田:グリーンエキスポの会場は相鉄線の瀬谷駅や東急田園都市線が近く、残念ながら京急の路線は直接通っていません。ただ、私自身が商工会議所の副会頭として万博の委員会委員長を務めるなど積極的に関わっています。大阪万博が非常に成功しましたので、横浜でも成功させることが神奈川県全体に大きなインパクトをもたらすと思っています。グリーンエキスポのテーマはGX(グリーントランスフォーメーション)社会の実現で、鉄道・バスを含むあらゆる事業者が脱炭素に向けて取り組まなければなりません。2027年3月から9月の会期を通じて、2050年カーボンニュートラルの実現を広く知っていただければと思っています。
石井:最後に、リスナーの皆さんへメッセージをお願いします。
原田:品川から横浜・川崎を経て三浦半島まで、本当に多彩な顔を持った京急沿線です。ラジオ大阪でお聞きの関西の皆さん、ぜひ遊びに来ていただきたい。私は大阪万博に4回行きましたので、関西の方も4回ぐらい来ていただければ嬉しいです。
石井:2回にわたり、原田さん、本当にありがとうございました。
原田:こちらこそありがとうございました。
石井:この番組はWill Smartの提供でお送りしました。