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AIでコードを読み取り、入出荷を効率化するソリューションとは

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新型コロナウイルスの影響で新しい日常が始まり、ECサイトからの受注が増えて、物流業界では忙しさが増しています。小口配送が増え人手が必要なものの、三密を回避するために人員を増やせないという現実もあり、頭を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

こうした中、作業を効率化し、人手不足を解消するソリューションの販売が始まりました。AIが高速かつ高精度にコードを読み取り、ARが業務データを見える化するというものです。今後の活躍に期待が寄せられています。

AIが瞬時にコードを読み取り、ARが業務を効率化するソリューション

ニューノーマルにより物品の取扱量が増大する物流業において、日立ソリューションズはスイスにあるScandit社と協力して、倉庫への入荷からピッキング、出荷までの業務を効率化できるソリューションを12月2日から販売開始しました。

このソリューションでは、モバイル・コンピュータビジョンの技術で複数のバーコードやQRコードを瞬時に高精度で読み取り、AR(拡張現実)技術で業務システムの情報とリアル空間を組み合わせることができる「Scandit Barcode Scanner SDK(ソフトウェア開発キット)*1」を活用した、物品の入出荷や検品作業の効率化を実現*2します。
これにより、物流業のお客様は、入出荷時の検品において、複数の物品に貼り付けられたバーコードやQRコードを一括で読み取ることで、物品の個数確認を瞬時に行うことができ、さらに、業務システムが保持する出荷先などのデータをバーコード上にAR表示して、見える化することで、作業者が視覚的に判断できるようになり、作業誤りの防止などの品質確保を実現できます。

*1:「Scandit」の高速・高精度の読み取りは、こちらの動画から(https://www.scandit.com/jp/products/
*2:物流業務の効率化の実現イメージは、こちらの動画から(https://youtu.be/Jw5sfJewW-0

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ソリューション開発の背景とは

昨今、新型コロナウイルス感染症拡大による社会情勢の変化を受けて、物流業では巣ごもり消費の需要増を受け、ECサイトからの発送を中心に物流量が増加しています。物流センターなどの現場では人手が必要な状況でありながら、密な場所を回避するために人員を増やせないなどの問題があり、作業の省力化が求められています。
日立ソリューションズは、これまで「Scandit」の高速・高精度な読み取りやARを活用し、配送業務の積荷や受取作業を効率化できるソリューションを提供してきました。このたび、倉庫の入出荷業務を効率化するソリューションも提供することで、トータルに物流業の作業現場の業務効率向上を支援します。

ソリューションの特徴とは

1.「Scandit」の複数コードの一括読み取りで、個数確認が容易となり、検品作業の時間短縮を実現
2.「Scandit」のARを活用し、業務システムが保持するデータを見える化し、検品作業の品質確保を実現

■ 「Scandit」とは
「Scandit」は、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと、そのカメラを活用し、モバイル・コンピュータビジョン技術で暗い場所や離れた場所でも複数のバーコードやQRコードを瞬時に読み取ることができます。また、汚れていたり、破れていたりしているコードも高い認識率で読み取ることができます。さらに、AR技術で業務システムの情報とリアル空間を組み合わせることができる「Scandit Barcode Scanner SDK(ソフトウェア開発キット)」を提供します。世界中の小売や物流、製造、医療などのさまざまな分野で、1,000社以上の先進企業で活用されています。

今後の展開とは

Scanditのソリューションは、業務におけるコストと時間を削減し、従業員や顧客の満足度を向上させるものです。
日立ソリューションズでは、物流業における現場業務の効率化をデジタル技術によってトータルに支援していくことで、お客様の業務革新を今後も実現していきます。

 

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