IoTパッケージで快適なワークプレイス運営が実現可能に
近年、多様な働き方に応じて、コワーキングスペース、シェアスペース、レンタルオフィスなど、会社や自宅以外で働くためのスペース需要が急増しています。さらに新型コロナウィルス感染症拡大防止による影響で、リモートワークが推進され市場が拡大するなか、人でつながるワークプレイスプラットフォーム『TeamPlace』を運営する、株式会社AnyWhere(東京都武蔵野市)は、ワークプレイス運営に必要なプロダクトを選定しパッケージ化したIoTパッケージの提供を開始しました。
ワークプレイス運営業務にかかる「オペーレション負荷の軽減」「コストの削減」など運営の効率化を計ることができ、「人の出入り」「空気の状態」などを可視化し自動で調整できる環境の改善を同時に実現するIoTパッケージとは、どのようなものなのでしょうか。
目次
ワークプレイスの需要と課題
2010年以降、国内のワークプレイス数は増加し続けています。また、新型コロナウィルスによる影響でリモートワークが推進され、企業がコスト削減から勤務場所をオフィスからコワーキングスペースに切り替えるなどの傾向等も強まっており、市場はさらに拡大しています。
しかしながら、ワークプレイスの運営業務は多岐に渡るためオペーレション負荷が大きい上、新型コロナウィルス対策などでその業務はさらに増えており、「場所を通して人のつながりをつくる」といったスペースが持つ大きな価値へ運営者がフォーカスすることが十分にできていないという課題がありました。
IoTが実現できること
ワークプレイスのオペーレション業務には、システムに任せられるものが多くあります。
IoT(Internet of Things :モノのインターネット)の導入により、仕組みに任せられる業務の自動化が進み、業務の大幅な工数とコスト削減が可能になると考えられます。運営者はその分のリソースを、「人と人をつなぐこと」や「イベントや起業サポート」などといった、ワークプレイスを利用する人のつながりを構築するための時間に割くことができます。
また、IoTの導入で、どんな場所でも迅速簡単にワークプレイスとして使用するための環境を整えることが可能です。自治体の公民館、コロナ禍で在宅勤務が進み余ったオフィススペースなどの空間、レストランの空き時間、リテールの空きスペース、キャンプ場など、様々な場所がワークプレイスになるため、遊休資産の活用、自治体の空き家対応などいった、社会課題の解決に大きく寄与する可能性を秘めています。
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Anywhere提供のIoTパッケージとは
株式会社Anywhereが提供するIoTパッケージでは、下記プロダクトがあり内容は順次拡充予定です。
■「Density」:カメラを使わず、人の出入りをカウントするデバイス。人の出入りををリアルタイムで見える化するので、訪問者へのタイムリーな混雑情報の提供も可能になります。
Webサイト: https://density.io/
■「AWAIR」: 空気の状態を可視化するデバイス。空気の状態を把握し、換気の調整まで自動化します。
Webサイト: https://www.getawair.com/
■「GecKo」: 鍵や電源の自動管理など、スペースの運営に必要な機能が集約されています。
Webサイト: https://goldkey.co.jp/gecko/
代表取締役 斉藤 晴久のコメント
「よいプロダクトは世の中に溢れています。それをワークプレイス運営のためにどう選んでどう組み合わせるかが重要であり、しかし難しいポイントです。本パッケージでは、私のこれまでのシステム会社やリノベーション会社での経験、海外とのつながり、『TeamPlace』の運営知見など当社の強味を最大限活用し、プロダクトを選定しています。ユーザーにとって「いいものを場所に提案できる」というのは、日本にはこれまでなかった価値であると考えています。世界中のいいものを場所につなぎ、場所の運営者にこのパッケージを入れておけば大丈夫と思っていただけることを目指し、今後もパッケージの改善を行っていきます。」
これからのワークプレイス
株式会社Anywhereはオーナーの想いを可視化し、コンセプト作りから設計、集客、オペレーションまでトータルサポートをしており、今回のIoTパッケージの提供によって、空間の運営をより強力にサポートするソリューションをご案内できるようになりました。
元来人が行っていたことの多くは、テクノロジーに任せられることが多くなってきています。IoTを導入することで各種データを可視化し、適切なタイミングでのオペレーション効率化、コミュニケーションなど人にしかできないことに時間を持つことができるようになります。
今後、働き方の多様化が当たり前になると、これまで以上に、人が時間や場所に限定されることなく知識創造活動を行うあらゆる場としてワークプレイスプラットフォームは注目されていくでしょう。IoTの導入で自治体公民館、ホテルラウンジ、レストランなど、どこでもワークプレイスになる― そんな時代も遠くないかもしれません。
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