国内空港初!羽田に無人決済システムの土産物店「ANA FESTA GO」 を体験!
ミライコラボ編集スタッフが、最新のAI/IoTの活用事例に迫ります。
今回は、先月27日に羽田空港の第二ターミナルにオープンした、国内空港初となる、無人決済システムを導入した土産物店「ANA FESTA GO」に行ってきました。
「ANA FESTA GO」では、以前、高輪ゲートウェイ駅での体験をご紹介した「TOUCH TO GO」の無人決済システムを「ANA FESTA」に合わせてアップデートして導入していました。
本記事では、そんな「ANA FESTA GO」の体験をご紹介します。
「ANA FESTA GO」で無人決済システムを体験してみた
今回訪れた「ANA FESTA GO」羽田空港の第2ターミナル・地下1階にあります。
無人決済ということで、基本的に店内に店員の方はいません。(一部、商品の出し入れで滞在することがあります)
さっそく、無人決済店舗の利用方法を紹介します。
まずは、入り口にあるゲートの前に立ちます。
すぐにセンサーが検知し、自動でゲートが開きます。
店内の人数が10人に達した場合は、ゲートが開かないようになっています。
店内に入ると、棚に商品が陳列されています。
「ANA FESTA GO」では、お土産を中心に約100のアイテムを取り扱っています。
客は棚から購入したい商品を手に取ります。
店内の様子を店内の天井に設置してある18台のカメラと棚のセンサーが検知しています。天井のカメラでは「人(客)」を認識し、棚のセンサーで「どんな商品」を「何個」取ったのかを認識しているそうです。
これまでの無人決済システムは、大きな商品の読み取りが難しかったそうです。しかし、今回、土産物ということで大きな箱の商品の取り扱いが多くなるため、センサーの改良を加えて対応できるようになっていました。
購入する商品が決まったら、商品を手に取り精算エリアに向かいます。
決済機の前に立つと、客が手に取った商品の一覧が表示され、決済方法を現金、カード、交通系ICなどから選択します。
今回、「ANA FESTA GO」の決済では無人決済では初となる、ポイントの付与及びカードの割引が適用される仕組みが導入されています。
商品の梱包は、レジの下の袋を選びセルフで行います。
これまでの「TOUCH TO GO」の無人決済システムからの変更点
「ANA FESTA GO」での変更点として、センサーの改良とポイントの付与及びカード割引の適用がありました。
天井のカメラと棚のセンサーで「どの人が何を買ったか」の読み取りをしているのはこれまでコンビニ等に導入されてきた「TOUCH TO GO」の仕組みと同じですが、「ANA FESTA GO」ではセンサーの改良によって、大きな箱の商品が多い土産物販売に適した仕組みになっていました。
また、マイルをためる人の多い空港内の店舗であるという点でポイントの付与及びカード割引の適用は利用者目線でとてもうれしい変更ではないでしょうか。
こうした変更点からは、空港内の土産物店への導入のための工夫を感じました。
コロナ禍の影響で、接触機会の削減に注目が集まる中、今後もこうした変更によって様々な場所に合った無人決済システムの導入が期待できます。
これまでの無人決済システム「TOUCH TO GO」についてはこちらの過去記事で解説しています。
【まとめ】
国内空港、初めてとなる無人決済店舗の土産物店。導入に至った経緯は、コロナ禍の影響が大きいと伺いました。従業員の感染予防はもちろん、売り上げが減少しているため、人件費の削減による財務改善の狙いもあるそうですまた、利用者にとっても、非接触での安全性や飛行機に乗る前のわずかな時間で利用できる利便性などがあり、とても利用しやすいシステムだと思いました。
【取材先概要】
「ANA FESTA GO 羽田 B1 フロア店」
■所在地:東京国際空港第2旅客ターミナルビル地下1階
■運営元:ANA FESTA 株式会社/株式会社TOUCH TO GO
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