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セミナー・体験レポート

人の渋滞はサービスもお金も動かない!行列解消で利用者に空港の快適性を向上

ミライコラボ編集スタッフが、最新Iotや話題のサイネージ活用施設に迫ります!

今回は、年間2500万人が利用する、西のゲートウェイ関西空港に行ってきました!

関西空港は、今年上期の総旅行客数が1615万人を超え、過去最多を更新するなど業績好調。しかも関西空港では利用者のサービス向上のために、様々なデジタル技術を取り入れているということなので、さっそく行ってみました。

まずはこちら。
自動チェックイン機です。

自動チェックイン機は、当日出発する便(※航空会社により使用可否が異なります)に対応しており、パスポートをかざし、画面の指示に従い進むことでチケットの発券まで行ってくれます。

国際線ではチェックインするとき、エアラインのカウンターでパスポートを確認してからチケットをもらい、荷物を預けます。
ほとんどの空港では、この作業をすべて同じカウンターで行うので、長蛇の列ができ20~30分と並ぶことはめずらしくありません。

しかしこの自動チェックイン機を使うと、カウンターでは荷物を預けるだけなので、大幅に待ち時間が短くなったそうです。

続いて、国際線の出発口。
一般的には国際線の発着がある空港では、出発口が4カ所ほどあり、ここでも出発が近い便や団体客にあたってしまうと20~30分ほど並ぶこともあります。

そこでその混雑を避けるために設置されたのが、こちらのモニター。

こちらでは、すべての出発口の混雑状況を一目で見られます。
空港の方に聞くと、意外にもすべての出発口が込み合うことはあまりないそうで、モニターをみると混雑を避けられるので、空いている出発口からスムーズに入ることができるそうなんです。
空港は広くて他のゲートの様子までわからないので、モニターがあるとすべてを可視化できるのでとても便利ですね!

その他にも関西空港では、デジタル技術を積極的に導入していました。
こちらは効率よくゴミ袋を交換できるようにセンサーを取り付けたゴミ箱。(実証実験中)
センサーを取り付けたことで、リアルタイムでゴミ箱に入っているごみの状況を知ることができるようになるそうです。

こちらは利用者にリアルタイムで満足度を評価・測定する「Customer Feedback Device(カスタマー フィードバック デバイス)」。空港内の至るところに設置してあります。

今回、関西空港を取材して、とにかくお客様の快適性を大事にされていることがわかりました。なかでも利用者の列に並ぶ時間については、特に意識されていていました。
並んでいる時間は、利用者にとってストレスとフラストレーションが溜まり、決して心地よいものではありません。また空港側からみても、利用者が並んでいる時間はお金もサービスも動かない、いわば死んでいる時間です。
行列を解消することで出発までの時間、お客様がコーヒーを飲んだり、お土産を買ったりして過ごせるので、お客様にとっても空港側にとってもよい効果があると感じました。
空港のサービスを知っていると、ストレスも軽減し、時間も有効的に使えるので、ぜひみなさんもご利用ください。

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