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セミナー・体験レポート

自家用車のような送り迎えサービス ~定額乗り放題「mobi」~

ミライコラボ編集スタッフが、最新のAI/IoTの活用事例に迫ります。
今回は、7月より東京・渋谷エリア(一部の地域)でサービスが始まった、AIオンデマンド交通サービス「mobi」の紹介をします。

「mobi」とは?

「mobi」は、人とひとが繋がりコミュニティが生まれる「Community Mobility」をコンセプトとした、月額定額料金で家族みんな乗り放題になるAIシェアリングモビリティサービスです。New Normalによって増加した「半径2㎞の生活圏内の移動」に便利で通勤、通学時の最寄り駅までの間や子どもの保育園や習い事などの送り迎え、買い物など、「ちょっとそこまで」の距離で、誰もが生活のために毎日移動する距離です。この「ちょっとそこまで」の移動を、わずか月額5000円でエリア内乗り放題で街の人々とシェアすることで、快適にしようというサービスです。

mobiを体験してみた

mobiが利用できる、渋谷にやってきました。

サービスを利用するには、事前にアプリで登録が必要です。
料金はサブスクで月額5000円。(一回利用は大人300円、子ども150円)
利用範囲は以下の通りです。

渋谷駅、代々木上原、原宿駅を囲む範囲なので、
mobiの利用ターゲット層である、エリア内の住民や、ビジネスパーソン、買い物等でお越しになる来街者の最寄り駅までの移動としては 、十分な範囲ですね。

ではさっそく、乗車体験をご紹介したいと思います。
配車はアプリ上の地図から行います。
乗降場所は、地図上のピン(乗降場所)から選択しました。
(検索バーで目的地を入力して設定することもできます)
渋谷にはピン(乗降場所)の位置が、およそ半径200メートル(徒歩で2分ほど)毎に約100カ所あるので、どこからも気軽に乗れるといった印象です。

今回は渋谷駅からNHKまで乗りたいので、乗車場所は渋谷駅近くのピンを選択し、「ここから乗る」をタップ。

そして降車場所に「NHK西口玄関」を選択して、「ここに行く」をタップ。
乗車前に行き先も選択するので、乗車時にドライバーに目的地や道順を説明しなくていいので、とてもスムーズです。

乗降場所を入力すると、乗車する時間 と目的地までの所要時間が表示され、予約が完了となります。
予約が完了すると、乗車する車の車種やナンバーなどの情報と、お迎え時間が 表示されます。

お迎え時間通り車が到着しました。

車内はかなり広々しているので、スーパーで買い物をして荷物があっても十分に乗せることができそうです。またコロナの感染対策も行っているので安心です。
ちなみに、乗車中に同じ方向に行く人がいた場合は、車両を効率よく使うため、相乗りでの乗車になるそうです。

10分ほどで目的地の「NHK西口玄関」に到着。
バスなどと比べると、目的地までスムーズにいくことができました。また、他の予約状況や渋滞状況等を加味してAIによって算出された最適なルートを、プロのドライバーが運行するので安心です。

まとめ

今回乗車体験した渋谷は、坂が多く徒歩や自転車での移動はかなり労力が必要なエリアで、最寄り駅やスーパーマーケットなど、生活エリアが充分に収まるという印象でした。また配車についても大幅な遅れがなく、目的地までもスムーズに行ってくれるので、家族に自家用車で送り迎えをしてもらっているような感覚のサービスでした。現在は東京都渋谷エリアの他に、京都府京丹後市エリアの合計2カ所で運行していますが、今後は、今年度中に豊島区でサービスを開始することがすでに発表されており、 2025年までには、約100エリアで展開できるようなサービスを構築していきたいとのことです。

【取材先概要】
■企業
アプリサービス提供:WILLER株式会社
運行:東京エムケイ株式会社

■mobiの利用地域
・京都府京丹後市
・東京都渋谷区