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アフターコロナの働き方、テレワークに伴うWEB会議に役立つAI活用法!

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この2カ月ほどの間に、新型コロナウイルス流行の影響から在宅勤務を中心としたテレワークの導入が進んできました。

つい先日、緊急事態宣言は解除となりましたが、これからも満員電車などの「密」な環境は避けた方がいいといわれていることや、今回コロナの影響でテレワークになった社員の6割以上が「在宅勤務を続けたい」と回答しているような意識の変化があり、今後のあたらしい働き方にはテレワークの活用は必要不可欠だと考えられます。

今回は、そんなテレワークで必ずといっていいほど実施されるWEB会議をサポートするAI活用ツール「RECORiS for Video」を提供するティ・アイ・エル株式会社に取材をしました。

「RECORiS for Video」の開発の背景、課題(社会課題)を教えてください。
RECORiSはもともと、お客様宅への訪問や密室での応対などリアルな現場で活躍するスタッフ向けに開発したソリューションです。
第三者の目が届かない場所での会話において、万が一トラブルが発生すると「言った、言わない」の水掛け論に発展し、解決が難しくなります。 RECORiSではそういった場面での会話を録音、クラウドに送って文字起こしなどの処理ができるので、トラブル発生時に会社として素早く正確な対応をとることができるようになります。
昨今、在宅勤務などによって急増したWeb会議もお客様宅での会話などと同様に、第三者の目が届かない場所であり、問題発生時に会社として素早く対応することが難しく、そういった場面でのニーズのために今回の「RECORiS for Video」の開発に着手しました。

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「RECORiS」および「RECORiS for Video」ではどのように AI が活用されておりますでしょうか。
RECORiSのシステムでは、会話の内容を文字起こしして、その内容をチェックすることで管理側にアラートを上げるかどうか判断しています。
そのため、会話音声データを文章テキストデータに起こす部分にAIを用いています。

recorisのイメージ図(提供:ティ・アイ・エル株式会社)

「RECORiS」と「RECORiS for Video」の違いはありますでしょうか。
RECORiSは音声を録音し、素早いトラブル対応を補助する音声ソリューション全体を指します。RECORiS for VideoはRECORiSソリューションの一部で、ビデオ会議などの音声を録音するソフトウェアです。例えば、昨今のコロナ対策で急遽テレワークを強いられた企業では、体制が整っていないことがほとんどかと思います。「RECORiS for Video」では、いつどこで誰が誰とMTGしていたかなど管理画面で即座に確認ができます。
そのため管理者は、架空のビデオ会議が行われていなかったか、また会議内容まで確認することができます。会議内容をいつでも確認できるので、伝えるべきことを伝えているか、逆に間違ったことを伝えていないかなどもチェックできます。さらに、テキスト化しておくことで簡易的な議事録としても活用いただくことが可能です。

「RECORiS for Video」のリリースで目指すゴールを教えてください。
昨今の新型コロナウイルス流行に伴い世界全体で仕事を在宅(テレワーク)で行ったり、商談をテレビ会議に移行したりする動きが広まっています。その成果により感染爆発は抑えられていると考えられていますが、一方で会社が社員の動きを読みづらくなってしまっているという現状もあります。RECORiS for Videoのリリースによって、テレワーク/テレ商談におけるトラブルの早期解決を可能にします。
今後テレワークは一般的となり、並行してビデオ会議も以前より増えることは間違いないと考えと考えられます。遠隔での監視体制とトラブル防止に役立つサービスにしていきたいと考えています。

最後に貴社の今後の展望を教えてください。
RECORiS for Videoはアップデートを繰り返し、4月に正式版をリリースしたばかりです。
「IoTテクノロジーを用いて次世代の生活者体験を創造する」をモットーに生活者と事業者双方の安心・安全・便利を実現するソリューションを開発していきます。

まとめ

今回、新型コロナウイルスの流行に伴い、緊急対応としてテレワークをやってみたという企業が多いのではないでしょうか。そういった企業では、緊急対応とはいえ一度導入してみたことでテレワークのメリットやデメリット、どういうシステムがあればより運用しやすいかなどが見えてきたのではないかと思います。今後は、今回取り上げたようなよりよいテレワークを企業が実現できるようなIoTやAIを活用したツールのリリースや成長に注目が集まりそうです。

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