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校閲業務を機械におまかせ!AI・機械学習の技術を活用した文章校閲ソリューション

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近年、労働人口減少や働き方改革が進んでいる中、企業や団体では業務効率化が最大のテーマとなっています。
特に最近は新型コロナウイルスの影響により、これからウィズコロナ、そしてアフターコロナに向けてデジタルを活用した働き方改革が進むといわれています。

今回はそんな働き方改革に寄与する業務効率化のための対策のひとつとして、「AI editor」というAIを活用した自動文章校正・校閲ソリューションを提供している株式会社ミラセンシズ(以下、ミラセンシズ)に取材しました。


「AI editor」はどういったソリューションですか
AI editorは、AI・機械学習の技術を活用した文章校正・校閲ソリューションです。最新のDeep Learning技術を駆使した校正・校閲システムで誤字脱字を検出したり、NGワードの検出など利用者独自の校正・校閲ルールにカスタマイズしたりすることも可能です。

「AI editor」をリリースした背景を教えてください
ミラセンシズは画像解析技術を元にしたアプリや、企業さま向けの分析コンサルティング、AIソリューションの開発支援を行ってまいりました。その後、自社プロダクトを企画する中で「テキスト解析技術」を検討し始めたことが開発のきっかけです。
現在、出版業界をはじめ、「テキスト」を扱う業務では誤った情報を世の中に出さないために、「校正・校閲」に時間を割いていることが多い状況です。この「校正・校閲」は専門的な知識を要することも多い一方、そのスキルを持った人の属人的な作業になりやすく、その人が抜けてしまうと、テキストの質を担保することができなくなるというケースが発生しております。
そのようなテキストを扱う業務の課題をAIによって解決し、業務生産性を向上させることで、企業の成長に繋げていきたいと考えております。

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「AI editor」は主にどのような業界で活用されていますか?
現在導入及び導入検討をいただいているお客様の業界としては、出版/印刷、製薬、製造、システム開発、web制作、コンテンツ制作、金融、コンサルティングなどの業界がございます。
いずれの企業でも、働き方改革や社内業務のDXを検討していらっしゃる部門からのお声がけが多く、出版/印刷物制作やダイレクトメールの制作、説明書作成などにご活用いただいております。

「AI editor」はどのような形で企業に貢献できるとお考えでしょうか。
「AI editor」をご活用いただいている企業、特に出版業界において、専門的な校閲・校正知識を持つ人は限られ、その希少性がボトルネックとなり、全ての案件を受注できていないケースが多いです。
また、テキストのチェックという作業は、企業にとって重要な業務である一方、社員にとっては負荷がかかる業務でもあります。
その作業の全てを代替することは難しくても、一部を「AI editor」に委ねることで、人にしかできない業務に注力する時間を増やし、生産性を向上させ、企業としての売り上げにも貢献ができるのではないかと考えております。

最後に貴社の今後の展望を教えてください
近い将来、労働人口の半数近くはAIやロボットで代替可能になると言われており、中でも定型、半定型の業務の一部が自動化され、人とAIの作業分化・協業が進むと予測されております。
企業にとって「目立たないが重要」な業務は、テキストのチェックに限らず他にも多くあると思いますが、それらの業務は多くの人にとって負荷がかかる業務でもあります。
ミラセンシズでは機械学習をはじめとする最新技術を用いて、上記のような業務を機械で代替し、人が心地よく働ける世界を目指したいと考えております。

まとめ

AIの技術が進歩しても、未だ日本ではデジタル技術の導入で業務の生産性を上げていこうとする企業が少ない状況です。
今回取り上げた「AI editor」のような「目立たないが重要」な業務へのAIの活用は、企業がデジタル技術の導入を推し進める上での、第一歩になるのではないでしょうか。
AIを上手く活用し、人にしかできない仕事に注力していくことで、生産性だけでなく、社員の働く意欲を向上させていくことにも繋がるのではないかと感じました。

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