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一目で分かる!羽田空港に導入された「バス運行情報統合表示システム」とは?

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ミライコラボ編集スタッフが、話題のサイネージ活用施設や最新IoTに迫ります!

今回の現場:羽田空港

空港からバスを利用して目的地に向かう際、バスの乗車券カウンターで「運行情報案内」が見づらく、「自分が乗りたいバスはいったいどこに表示されているの?」とお困りになったことはありませんか?

こうした悩みを解決するシステムとして、「バス運行情報統合表示システム」が、第1ターミナルおよび第2ターミナル1階のバス乗車券カウンター(南・北)に設置され運用が開始しています。
乗りたいバスを一目で探せるようになり、すでに導入の効果も表れているようです。空港の担当者の方、システムを提供する株式会社Will Smartの担当者の方にインタビューしました!

−−Will Smartの「バス運行情報統合・表示システム」とはどういったものでしょうか?
Will Smart:「羽田空港に発着するバス会社2社のダイヤ情報管理システムと接続し、両社の羽田空港発のバスの運行情報を統合、東京・千葉・神奈川など方面別に行先・発車時刻・空席状況・次発便などを表示しています。また、バス運行情報に加えて、中央に配置したインフォメーションディスプレイでは、Will Smartが提供するデジタルサイネージの配信システム「Will-Sign」を利用した情報配信やWEB アプリを通じた空港スタッフ(羽田旅客サービス株式会社様の職員)によるコンテンツ更新により、渋滞や遅延の情報、自動券売機の利用情報や乗り場への案内等、運行情報以外にも様々な情報を配信しています。」

羽田空港担当者:「バス運行情報の統合よって、目的地に向かうバスの情報がわかりやすくなったことや、券売機周辺の視認性が向上したことにより、バス乗車券購入者の自動券売機利用率は大幅にあがり 9 割を占めるようになりました。これにより、スタッフの業務負荷軽減やオペレーション効率化にもつながっています。」

−−導入の背景を教えてください。
Will Smart:「羽田空港のバス乗車券カウンターでは、バスの運行情報はこれまで空港に発着するバス会社2社それぞれのシステムと接続した別々のディスプレイに表示されていました。そのため、バス利用者にとっては、目的地に向かうバスの時刻情報がわかりにくく、有人のカウンターに行列ができてしまうという課題があったと伺いました。こうした状況を改善するため、第1ターミナルおよび第2ターミナル1階のバス乗車券カウンター(南・北)にダイヤ情報を統合して配信するデジタルサイネージシステムが導入されることとなりました。」

−−すでに効果が出ているようですね。
Will Smart:「リニューアル後は、これまで別々に表示されていた2社のバス会社の運行情報が統合されたことで、目的地に向かうバスの情報がわかりやすくなりました。自動券売機も増設され、券売機周辺の視認性が向上したことにより、バス乗車券購入者の自動券売機利用率は大幅にあがり、9割を占めるようになったと伺っています。」
羽田空港担当者:「他には、有人カウンターでのバス乗車券購入が減少し、カウンターの購入列も解消しました。これにより、カウンターにいるスタッフは、羽田空港のご利用に不慣れな方や、お手伝いを必要とするお客様へのアクセスに関するご案内に特化した丁寧なコミュニケーションに集中することができています。こうした現場の状況をふまえ、今後もこうしたデジタル化を進めることで、お客様がより安心して快適に利用できる空港を目指していきたいと考えています。」

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