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事例

京都丹後鉄道沿線地域ではじまるAIオンデマンド交通

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今後私たちの生活利便性を高めるMasS事業の様々な取り組みが全国で加速しています。WILLER株式会社は、京都府と連携し、生活に必要な交通サービスの確保による生活水準の向上と地域経済の活性化を目指した、京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験を京丹後市で実施することを発表いたしました。地域が抱える社会課題の解決、さらには安心して暮らせるまちづくりを叶える”AIオンデマンド交通サービス”とはどのようなサービスなのでしょうか。

AIオンデマンド交通サービス「WILLER mobi」とは

「WILLER mobi」は、地域で暮らす人々が移動手段を共有する新しい交通サービスです。どこかへ出かける際にアプリや電話で車両を呼び出すと、指定した場所へ10分程度での配車が可能で、目的地までスムーズに安心して移動でき、自宅から約2kmの生活圏内をちょい乗りしながら自由に移動できます。AIルーティング(※)による効率的な運行と需要の先読みが可能で、移動時間やコストを最適化することができます。

※ ユーザーの予約状況(乗車・降車場所、利用時間)に合わせ、AI(人工知能)が最適なルートや運行スケジュールを算出し、最適な配車や運行を行うことができるサービス。

実証実験を通じてあらゆるニーズや課題を抽出し解決することで、よりよいサービスの提供を目指します。

サービス開始の背景

WILLERは、地域交通を面的に支えたいと考え、2015年度から上下分離方式で運営されることになった京都丹後鉄道の運行を開始し、鉄道の魅力や利便性の向上、沿線地域交通の充実等に取り組んでいます。昨年度からは、MaaSの実証実験に取り組み、日本初の距離制運賃に対応したQR決済システムの導入等を実施しています。今年度からは、京都丹後鉄道の駅を拠点に、新たな交通サービスとして、AIオンデマンド交通を導入することを目指し、第1弾として京丹後市で実施します。

京丹後市は、少子高齢化が進んでおり、2045年には65歳以上が約49.5%に上ることが予測されています。また、地域郊外型の都市計画となっており、毎日の生活に必要な買い物、通院、通勤・通学などにおいてマイカーが欠かせない状況となっています。このような状況下において、免許を返納したい高齢者が自由に外出できることや共働きによる家族の送迎の負担軽減をはじめ、家族での外食や地域交流の場へも気軽に参加できるような交通サービスや、コロナ禍においては、ライフスタイルが変化し地元で生活する時間が増え、生活圏内を安心してストレスなく移動できるサービスも求められています。

本実証実験では、これらの社会課題の解決を目指し、自宅2㎞圏内の暮らしにおける生活移動にマイカーや自転車の代替えとなる、行きたい時に行きたいところへ自分の思い通りに動くAIオンデマンド交通「WILLER mobi」を提供します。

実証事業の詳細

■利用可能サービス
<AIオンデマンド交通「WILLER mobi」>
・対象エリアおよび期間
京丹後市峰山町エリア:令和3年3月 8日(月)~3月18日(木)
京丹後市峰山町・大宮町エリア:令和3年3月19日(金)~3月31日(水)


・利用方法:乗車場所と目的地を決め、アプリ(※)またはコールセンター(050-2018-0107)より予約
・料金:無料

※無料モニターに応募いただいた方へ、アプリのダウンロードURLをメールでご案内します。

<利用可能なその他のサービス>
・「WILLER mobi」と公共交通のスムーズな乗り継ぎを検索
・タクシー配車予約
・デリバリーサービス
■無料モニター応募方法
①応募フォーム(下のQRコード)にアンケート・必要事項を入力の上お申込み
②応募用紙(http://trains.willer.co.jp/campaign/mobi_demonstration/)にアンケート・必要事項を記載の上、FAX(0772-25-2380)
またはメール(tantetsu-eigyo@willer.co.jp)にてお申込み

■参考
WILLERアプリ https://travel.willer.co.jp/maas/

今後の展望とは

「WILLER mobi」の活用により、外出のストレスがなくなり商業施設への来店が増えること、また駅やバス停までの移動で利用いただくことで公共交通の利用が増えることで、地域経済が活性化し、その結果人と街の絆がより深まるようなサービスの提供を目指すWILLER。毎日の移動が変わることで10年後も安心して暮らせるまちづくりを目指しているそうです。

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