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デジタルサイネージの利用価値(バス停の情報提供編)

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近年バス停向けのデジタルサイネージ(液晶型バス停表示機)の導入が進んできましたが、本記事ではデジタルサイネージをバス停でどのように生かすことが出来るか従来のLEDバス表示機と比較しながら解説します。主な提供価値は1.高い視認性、2.柔軟な情報提供、3.広告による収益獲得の紹介、4.その他サービス連携があり、本記事ではその内、1と2を解説します。3と4は以下の記事を参考にしてください。

本記事はバス事業者を始めとした交通事業者でバス停、バスターミナルなどの施設向けにITソリューションの導入検討をしている方を主な対象としております。また、記事内にて想定するデジタルサイネージは主にネットワークを通して、配信内容を設定する”ネットワーク型サイネージ”を想定しております。

情報提供機器としての液晶型バス停表示機

バス表示機には情報提供インフラとして主に以下の要件が求められますが従来のLEDバス表示機に比べ、液晶型バス停表示機はいずれにおいても優れており、順に解説します。
-バス表示機における情報提供面求められる要件-
・周囲の環境に依存しない視認性の高さ
・リアルタイム性の高い情報提供
・状況、顧客に合わせた柔軟な情報提供

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高い視認性

<高解像度>
バス表示器には高い視認性が求められますが、表示する内容は主に文字であり、高い解像度が求められます。従来のLED表示器ではLEDの構造上の制約もあり、どうしても画像の解像度が低くなってしまいました(※1)。対して液晶型表示器は、高解像度を容易に実現できます。


<周囲環境に依存しない明るさ>
LED自体の制約ではありませんが、一般的にLED表示器は上記の図のような色配分となっており、周囲の環境によっては視認性が下がります。対して液晶型表示器は、高輝度のディスプレイを採用することで周囲の環境に影響されず視認性の高い状態を維持できます。

柔軟な情報提供

一般的にLED表示器は一般的なPC画面の解像度より低く、PDFコンテンツを配信することが出来ず、専用の方法でコンテンツを作成する必要があります。それによりコストや作成工数が多くかかります。対して、液晶表示器はネットワーク型サイネージの配信システムを用いることで、PC上で作成したコンテンツを簡単な設定で配信することができ、柔軟な情報提供を行うことで、利用者の満足度を上げることができます。
例えば、以下のような情報を状況に応じて提供することで利用者の満足度があがります。
・災害情報
・自治体からの情報
・近くの観光情報、イベント情報
・上記情報の多言語対応

まとめ

  • LED表示器に比べ、液晶表示器は視認性が高く、環境による視認性低下の影響も少ない
  • LED表示器に比べ、液晶表示器は柔軟かつタイムリーに多様な情報を配信できる

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