1. HOME
  2. 業界News
  3. AIが人の感性に近い項目をスコアリング!ECでの家電選びをサポートするWEBサービスとは?
業界News

AIが人の感性に近い項目をスコアリング!ECでの家電選びをサポートするWEBサービスとは?

業界News

ここ数年、消費者がECを利用して買い物をする機会が増えています。
特に昨今は新型コロナウイルスの影響で、ますます実際のお店に行くよりもECで買い物をするという人が多いのではないでしょうか。
ECでの買い物は非常に便利ではありますが、価格や性能の数値で表しにくい使用感などを比較するのが難しいといった課題があり、比較的高価なものやこだわりをもっているものを購入する際には悩ましく感じることもあるように思います。

今回は、オンラインでの家電選びをサポートするためのWEBサービス「earcom(イヤコム)」を提供しているAME&Company株式会社に取材しました。


「earcom」はどういったサービスでしょうか。
スマートフォンで直感的な家電比較・選定をサポートするwebサービスです。
第1弾としては家電の中でも近年需要が拡大しているイヤホン・ヘッドフォンにフォーカスし、音質など人間の感性に近い項目をAIでスコアリングし、直感的な商品比較と選定体験を提供しています。
AIを活用し、商品の特徴を数値化したり、レビューや説明など読み出すとキリがない文章のコンテンツを一言レビューとしてサマリーし、ネガティブ/ポジティブ、および言及している特徴をカテゴライズしたりすることで、ユーザーが時間をかけずに知りたい情報を把握することをサポートします。

「earcom」はどういった背景で開発されたのでしょうか。
20年前からベースは何も変化していない家電業界の市場自体が非常に非効率であると考えていることがサービス開発の根底にあります。
ここ数年のECの急成長、さらには昨今のコロナウイルス感染症によって、そんな家電の市場でも、これまでの常識、特に商流はECプレイヤーによって大きく変わりつつあります。
これまでの家電量販店に家電を買いに行くのが当たり前の世界から、今はオンラインで家電の購買行動を完結する消費者が急増する中でどのようなサービスが必要とされているかを想像した時に、消費者が店頭に行かなくとも正確な情報とともに時間をかけずに比較検討できて、そのプラットフォーム上でメーカーが自由にビジネスを展開できる、そんなサービスがあればと思い「earcom」の開発に踏み切りました。

合わせて読みたい!店舗業界で活用!AIカメラを活用した業務改善とマーケティング活用

さまざまな業種やサービスにおいて、来店者の性別や年齢といった属性分析に加え、店舗内での顧客の行動の把握、商品の選定プロセスに関するデータ取得が可能になります。その手法や導入事例をご紹介します。
→導入事例を読む

AIでのスコアリングはどのような仕組みで行われているのでしょうか
商品のスペックや機能、レビューデータ、実際のユーザーの使用感などをもとに自然言語処理、機械学習技術を用いて消費者が気になる商品の特徴を数値化しています。これまでは、専門的で理解が難しい、もしくは長い文章を読み込んで理解する必要のあった商品の特徴を、AIが定量化し、ユーザーにわかりやすいグラフで表示しています。

「earcom」のサービス提供によって、社会にどんな効果を期待をもたらしたいとお考えでしょうか。
現状のサービスではまだまだやりたいことの1%も達成できていないので、社会に大きな効果が得られるとは思っていません。
しかしながら地道にサービス改善と拡大を続けていくことで、徐々に家電を買う消費者の観点からも、さらには家電を売るメーカーの観点からも効率的かつより便益の高いものに変えていきたいと考えています。

最後に貴社の今後の展望を教えてください
商品の展開(イヤホン・ヘッドフォン以外の商品ラインナップの追加)、さらにはメーカー各社に本プラットフォームを通じて商品を宣伝・販売していただけるようにしていきたいと考えております。

まとめ

消費者の目線として、ECの利用時に価格以外の比較が必要なときは、カスタマーレビューに頼ることが多いのではないかと思います。しかし、カスタマーレビューは情報の粒度が異なる文章であることが多いので、それを読んで比較検討するとなると時間がかかってしまうこともあります。そんな中、今回取り上げた「earcom」は、イヤホンの音質のような人の感性に近い項目もAIを活用して定量化することで商品の比較検討をサポートしてくれるサービスですが、こうしたECでより効率的な買い物を実現するサービスは今後ますます広がっていくように思いました。

ウィズコロナ時代の役所に求められるAIカメラソリューションとは

ウィズコロナ時代、不特定多数の地域住民が集う役所は職員と来館者の接触を極力避け、感染拡大防止対策が必要になります。そこで、活躍が期待されるのがAIソリューション「Will-AI」です。これにより、館内の混雑状況をAIカメラで検知して可視化することができますし、人の代わりに館内の不審者、急病人などを検知することもできます。その手法や導入事例をご紹介します。
→導入事例を読む

本サイトを運営しております株式会社WillSmartは事業立ち上げから企画・ソフト、ハードを組み合わせたソリューションの開発・運用サポートを提供しております。課題解決型AIやカーシェアリングシステム、非接触型サイネージの様々な事例などをご紹介しています。

事例を見る

メルマガでは、定期的(月に2度)にコンテンツの更新状況をお伝えする予定です。ご興味のある方は以下よりご登録ください。

メルマガ登録