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「Rakuten Optimisum2019」の体験レポート

ミライコラボ編集スタッフが、最新IoTや話題の施設に迫ります!

「ミライコラボ」ライターの山本です。
今回は、2019年7月31日(水)~4日間、国内外から大注目のパシフィコ横浜で開催された楽天グループ最大のイベント「Rakuten Optimism 2019」に参加してきました!
今回のテーマは「5G時代を、先取りしよう」。三木谷浩史会長兼社長や慶應義塾大学名誉教授の竹中平蔵氏などの講演、さらに体験エリアでの5G時代のテクノロジー体感コンテンツもあり、大盛り上がりで幕を閉じました。今回は本イベントに参加し、目の前まで来ている5G時代についてレポートします。

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基調講演:回線スピードは20年前の100万倍 5G時代突入で何が変わる?

まずは、初日に三木谷氏が基調講演で語った「5G時代の展望」をご紹介します。

楽天創業の1997年から、現在までネット回線の速度は1000倍高速化しています。ここからさらに、1000倍速くなるといわれているのが5G時代です。
三木谷氏は、これまでのデジタル環境の進化を振り返り、創業当時には現在の社会の状況を予想できなかったとし、「抜本的な社会構造が変化するのではないか。言葉の壁も人工知能によってなくなるかもしれないし、国という定義が変わってしまうかもしれない、それくらい大きなインパクトがある」と5G時代へ期待を寄せていました。
「高速大容量」、「多接続」、「低遅延」の3つの特徴がある5G。三木谷氏は、その中でも「低遅延」がポイントだとし、低遅延を実現する「モバイルエッジコンピューティング」という技術に着目。今の技術では端末とサーバの距離が遠いことで、「グーグルの音声認識で結果が返ってくるまでの若干のタイムラグがある」というような遅延が発生していますが、モバイルエッジコンピューティングでは、携帯電話の基地局など端末と近い場所にエッジサーバを設置、そこで様々な処理をすることでこうした遅延が少なくなります。
楽天は、携帯キャリア事業参入を機に、このエッジサーバを全国4000か所以上に設置。これにより、今は高性能なパソコンでしか処理できないリッチコンテンツ(3Dグラフィックゲームなど)も端末に負荷をかけず、スマホでも快適に利用できるようになるそう。
さらに、エッジコンピューティングの技術を活用すれば、個人端末の通信だけでなく、AIを活用した完全自動運転や遠隔医療などの技術も大きく進化することが期待されます。
三木谷氏は「今までの延長線上に必ずしも未来がある訳ではない。お金や言葉、さらには国といった常識が変わる時代が来るだろう。5Gがその1つの起爆剤だ。そうした変革の中で、新しい未来を築いていきたい」との抱負を述べ講演を終えました。

近未来体験:5G時代で一気に縮む“移動時間”

講演終了後、同会場の体験型イベントや展示のエリアで、三木谷氏の言う「新しい未来」の5G時代のテクノロジーを体験してみました。

まず訪れたのは、子どもたちが多く集まる体験ブース「Virtual Football Practice」。
このブースでは、ヴィッセル神戸のビジャ選手や山口選手と映像化されたボールでパスのやり取りを体験。こちらでは映像化されたボールに足を当てるとジャストタイミングでトラップでき、スムーズなパスのやり取りが可能。今回の選手側の動きは収録映像でしたが、5Gサービス開始後には、遠隔地でもリアルタイムでパスの交換ができるようになるそうで、世界中の離れた場所からでも指導を受けられる時代がやってくるかもしれません。

次に訪れたのは「Rakuten CUP VR」ブース。こちらでは、VRゴーグルを装着して、「Rakuten CUP」で戦ったヴィッセル神戸 vs FCバルセロナの試合を視聴。近未来のスポーツ観戦を体験しました。選手が入場前に、整列している様子が見える場面から始まり、試合中はゴールのすぐ後ろのスペシャルシートからの観戦でした。首を上下左右に動かせば360度、自由に会場を見渡すことができ、実際の会場で試合を見ている臨場感を味わうことができました。今後、5Gサービスが開始すると、現地に行かずしても自宅でスタジアムの雰囲気を味わうことができるようになり、誰でもアグレッシブなスポーツ観戦を楽しめるようになりそうです。

実際にVRゴーグルに映し出される映像はこちらです。(動画提供:楽天株式会社)

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