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事例

東京メトロ線5駅にて視覚障がい者ナビゲーションシステム導入開始

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東京地下鉄株式会社、リンクス株式会社は、2021年1月27日(水)より東京メトロ線5駅にて視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」のアプリを公開しました。2020年5月にはバリアフリー法が再改正され、街中に点字ブロックやスロープが設置されるなど駅構内などの対策は進んでいる中で、本アプリはどのようなサービスをもたらしてくれるのでしょうか。

視覚障がい者の方のご利用が多い副都心線西早稲田駅など計5駅で利用可能

「shikAI」は、駅構内の点字ブロックにQRコードを設置し、iPhoneのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの駅構内の移動ルートを導き出し、音声で目的地までご案内するシステムです。視覚障がい者の方に安心して駅をご利用いただくことを目的に、「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」で最終審査を通過したリンクス株式会社が2017年に開発をスタートし、東京メトロ総合研修訓練センターや有楽町線辰巳駅、新木場駅などで合計150名以上の視覚障がい者の方にご協力いただきながら、実用化に向けた検証を重ねてきました。

度重なる検証の結果を踏まえ、利用者の要望を反映したシステムが完成したことで、今回正式に「shikAI」アプリが公開されました。ホームドアが整備され、視覚障がい者の方のご利用が多い副都心線西早稲田駅など計5駅で利用できるほか、2021年4月までに順次東京メトロ線内での対象駅を拡大し、合計9駅での運用が予定されています。

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利用方法

  1. iOS14.0以降に対応する iPhone をご用意の上、AppStoreにて「shikAI」と検索し、アプリをダウンロード
    ※androidには対応しておりません。
  2. アプリを起動し、アプリ内でshikAIアカウントを登録すると、メールアドレスに利用案内メールが届きます。利用案内に沿って必要事項を入力すると、後日歩行指導員から電話にて、アプリ説明日程の案内があります。

歩行指導員がアプリの操作方法を説明し、実際に点字ブロック上で使用。歩行指導員からshikAI認証キーが付与されるとアプリが利用できるようになります。

アプリの利用

  1. 「shikAI」アプリを起動 ※VoiceOver機能を有効にして操作します
  2. メインメニューでナビゲーションを選択し、ナビゲーションメニューが表示されたら、点字ブロック上のQRコードを読み込みます。
    ※選択はスワイプとダブルタップにて操作します。
  3. QRコードを読み込むと目的地選択画面が表示されるので、目的地のカテゴリ、目的地を順に選択します。
  4. 目的地が選択されると画面がナビゲーションメニューに戻り、音声ガイドが開始されます。ガイドに従い点字ブロックに沿って移動し、移動先のQRコードを読み込むと次の移動先への音声ガイドが提供され、目的地までナビゲートします。

 

アプリ公開駅

千代田線・副都心線   明治神宮前〈原宿〉駅
有楽町線        新木場駅、辰巳駅
副都心線        北参道駅、西早稲田駅
【2021年4月までに順次公開する駅】
銀座線         外苑前駅
有楽町線        東池袋駅、護国寺駅、豊洲駅

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