1. HOME
  2. 事例
  3. 脱・炭素社会!牛舎を利用した太陽光発電を自己託送
事例

脱・炭素社会!牛舎を利用した太陽光発電を自己託送

事例

脱炭素社会に向けた取り組みが進み、中でも再生可能エネルギーの主力電源化を目指す動きが活発化しつつあります。

今回は、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、デジタルグリッド株式会社、ソニー株式会社、株式会社FDの3社共同による牛舎を利用した敷地外での太陽光発電を自己託送の取り組みと各社の役割についてご紹介します。

合わせて読みたい!店舗業界で活用!AIカメラを活用した業務改善とマーケティング活用
さまざまな業種やサービスにおいて、来店者の性別や年齢といった属性分析に加え、店舗内での顧客の行動の把握、商品の選定プロセスに関するデータ取得が可能になります。その手法や導入事例をご紹介します。
→導入事例を読む

取り組みのスキームとは

本取り組みは、愛知県東海市にあるソニー敷地外の牛舎屋根上にFD社が約400kWの太陽光発電設備を設置し、ソニーが発電した電力を、電力会社の送配電ネットワークを介して、約30km離れたソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社の幸田サイトへ供給(自己託送)し、発電した電力を自家消費します。

取り組みにおける各社の役割とそれぞれのメリット

■デジタルグリッド株式会社
【役割】
・国内初の民間電力取引所として運用を開始した、発電家と需要家が直接契約できるP2P電力取引プラットフォーム「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を活用した発電・託送の同時同量の実現
・固定価格買取制度(FIT)に依存しない再エネの調達の仕組み提供
・AIによる発電予測 ・電力広域的運営推進機関(OCCTO)への計画地提出
【メリット】
・デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)参加社の増加による電力取引の拡大・多様化

■ソニー株式会社
【役割】
・オフサイト自己託送の企画・運用
・発電者・需要者
【メリット】
・自社の敷地には限界があるが、本スキームでは敷地外を活用することができるため、再エネの調達手段が広がった
・今回はFD所有の太陽光発電設備を利用したので、ソニーは大幅な投資が必要なく再エネを現在の電力より安価に且つ直接調達できたことで経済効果が発生

■株式会社FD
【役割】
・オフサイト自己託送の発案
・太陽光発電設備の設計・施工・所有者
【メリット】
・サービス提供先の場所に関わらず、太陽光発電設備を設置した場所から提供可能
・再エネ需要企業などサービス提供先を選択することができる
・サービス契約の解約があったとしても、設備を撤去することなく、他の再エネ需要企業に提供することができる(解約時リスクの軽減)
・今回は牛舎を選択したことで一次産業への貢献も果たせた

■牛舎(酪農家)
【役割】
オフサイト自己託送の施設所有者
【メリット】
・牛舎などの資産の有効活用が可能となる
・ソーラーパネルを設置する屋根の賃貸収入
・牛舎屋根に自己負担なくソーラーパネルを設置。これにより牛舎内が夏場は3℃程度涼しくなる遮熱効果が生まれ、生産環境が改善

店舗業界で活用!AIカメラを活用した業務改善とマーケティング活用
様々な業種で抱える課題に合う課題解決にAIが活用されている一方、どのように業務改善や販売促進につなげたらよいかの活用方法がわからない、という声も多く聞かれます。さまざまな業種やサービスにおいて、来店者の性別や年齢といった属性分析に加え、店舗内での顧客の行動の把握、商品の選定プロセスに関するデータ取得が可能になります。その手法や導入事例をご紹介します。
→導入事例を読む

本サイトを運営しております株式会社WillSmartは事業立ち上げから企画・ソフト、ハードを組み合わせたソリューションの開発・運用サポートを提供しております。課題解決型AIやカーシェアリングシステム、非接触型サイネージの様々な事例などをご紹介しています。

事例を見る

メルマガでは、定期的(月に2度)にコンテンツの更新状況をお伝えする予定です。ご興味のある方は以下よりご登録ください。

メルマガ登録